安くて人気の固定回線は新サービスのFon光がおすすめ
インターネットの料金は毎月の固定費となるので、なるべく安い金額に抑えたいところですよね。
安い固定回線を見つけるには、一時的なキャンペーンよりもトータルのコストで比較することが大切です。
この記事では、安い固定回線の選び方と、安い&高速通信が魅力のおすすめ回線について解説。
テレワークにおすすめのWiFiレンタルサービスも合わせて紹介しているので、安い費用で快適なインターネット環境を整えたいという方はチェックしてみてください。
Contents
安い固定回線を探すための3つのポイント
安い固定回線を契約するには、おおよその料金相場を理解したうえで比較・検討する必要があります。
まずは固定回線の料金相場を確認しつつ、セット割引や解約のタイミングなど、料金を安くする方法について詳しく見ていきましょう。
固定回線の種類と料金相場
固定回線にもいくつかの種類がありますが、現在主流となっているのは「光回線」です。
光回線とは、自宅へ光ファイバー網を引き込んでインターネット接続を行う仕組みのことで、物理的に回線を利用できるため、高い安定性・速度を出せるのが特徴。
速度を重視したい方、また自宅でのインターネット利用頻度が高い方におすすめの回線です。
光回線は更に以下の3種類に分けられます。
光回線の種類 | 概要 | サービス例 |
---|---|---|
光コラボレーション | NTTの光回線を利用したサービス | ドコモ光・ソフトバンク光・OCN光 など |
電力会社系列の光回線 | 電力会社が提供するサービス | コミュファ光・eo光・ピカラ光 など |
その他の独自回線 | 独自の光回線を持つサービス | auひかり・NURO光 など |
光回線の種類によって通信速度や対応エリアは変わってきますが、基本的な料金体系は同様です。
どの固定回線を契約しても、月額の利用料金と工事費などの初期費用が必ず発生します。
主要回線における戸建てタイプ・マンションタイプそれぞれの月額料金は以下の通り。
月額料金(戸建て) | 月額料金(マンション) | |
---|---|---|
NURO光 | 4,743円 | 1,900円~ |
ドコモ光(タイプA) | 5,200円~ | 4,000円~ |
ソフトバンク光 | 5,200円 | 3,800円 |
auひかり | 5,100円~ | 3,800円~ |
月額料金が最も安い固定回線は、戸建て・マンションともにNURO光となっています。
この金額に初期費用として工事費用が上乗せされますが、工事費用については無料・または実質無料(割引と相殺)としているサービスがほとんどです。
また固定回線の中には、キャッシュバックなどの追加割引を行っているところがあります。(キャンペーン内容は時期によって異なります)
キャッシュバックのある固定回線の方が一見すると安いように見えますが、割引が大きい分、基本の月額料金が高く設定されている可能性も。
トータルで見ると損をしているケースもあるので、基本の月額料金×契約期間からキャッシュバックを差し引いた「実質費用」の安い固定回線を探すことが大切です。
スマホとのセット割引ができるかどうか
安い料金で固定回線を利用する方法として、スマホとのセット割引の活用が挙げられます。
多くの固定回線では、いずれかのスマホキャリアと提携し、スマホ料金の割引が受けられるサービスを展開しています。
1台ごとの割引額は500円~1,000円ほどですが、契約台数分の割引が適用されるため、同じキャリアを使う家族の人数が多いほど料金がお得に。
各キャリアと提携している固定回線は以下の通りです。
ドコモ | ドコモ光 |
---|---|
au | auひかり・BIGLOBE光・So-net光・@nifty光・コミュファ光・eo光 など |
ソフトバンク | ソフトバンク光・NURO光 |
楽天モバイル | 楽天ひかり |
※割引額はサービスやプランによって異なるので、各社のWEBサイトをご確認ください。
ドコモユーザーならドコモ光、ソフトバンクユーザーならソフトバンク光またはNURO光を契約すると安い料金で固定回線を利用できます。
乗り換えの場合は違約金に注意
すでに固定回線を契約している状態で、別の安い固定回線に乗り換えたいという場合は、解約のタイミングに注意が必要です。
ほとんどの固定回線では、更新月以外のタイミングで解約した場合に違約金が発生する仕組みとなっています。
主要回線の契約期間と違約金は以下の通り。
違約金 | 契約期間 | |
---|---|---|
NURO光 | 9,500円 | 2年 |
ドコモ光(タイプA) | 8,000円~15,000円 | 2年 |
ソフトバンク光 | 9,500円~15,000円 | 2年または5年 |
auひかり | 9,500円~15,000円 | 2年または3年 |
せっかく安い固定回線に乗り換えても、違約金として高い費用を支払うのであれば意味がありません。
基本的には契約更新が迫ってきたところで乗り換え先の回線・プロバイダを検討し、更新月でスムーズに乗り換えられるように準備を進めるのがおすすめです。
料金だけじゃない!固定回線を選ぶ際に比較するべきポイント
料金が安いという理由だけでインターネット回線を選ぶと、回線速度が遅い・接続が不安定になるといったトラブルにつながる可能性があります。
続いて、固定回線を契約するうえでチェックしたい料金面以外のポイントについて詳しく見ていきましょう。
通信速度
固定回線を選ぶうえで、料金と並んで最も重要となるのが、インターネット回線の通信速度です。
通信速度には上り(アップロード)と下り(ダウンロード)があり、この数値が高いほど速度も速くなります。
特に下りの速度は動画視聴やオンラインゲームのプレイに影響する部分となるため、自宅で利用することが多い方は、一定以上の速度が出せる回線を選ぶようにしましょう。
主要な固定回線の最大通信速度は以下の通り。
NURO光 | 2Gbps |
---|---|
ドコモ光 | 1Gbps |
ソフトバンク光 | 1Gbps |
auひかり | 1Gbps |
光コラボ系列やauひかりなどは1Gbpsですが、NURO光は最大2Gbpsとなっています。
これはあくまでもスペック上の数値なので実測値とは異なりますが、それでもNURO光なら安定した高速通信が利用できると考えて良いでしょう。
対応エリア
固定回線を契約するうえで欠かせない条件が、対応エリアの部分です。
NURO光やauひかりは料金が安い一方、独自回線を使用しているため対応エリアが限定されているというデメリットがあります。
自宅がエリア外にある場合は、光コラボ事業者または電力会社の固定回線から安いところを選ぶ必要がある点を理解しておきましょう。
新サービス【Fon光】は安い&快適に使えるおすすめ回線
2020年9月に登場した新しい固定回線「Fon光」をご存知でしょうか。
Fon光はNURO光系列のOEM回線で、「フォン・ジャパン株式会社」というところが提供しています。
ここからは、Fon光の料金やオプションについて詳しく見ていきましょう。
Fon光の月額料金
Fon光の月額料金は戸建て・マンション共に月額3,980円(税抜)で、戸建てに関しては業界最安値クラスの料金設定です。
またNURO光を使ったOEM回線は他にもありますが、中でもFon光が最も安い価格となっています。
NURO光とOEM回線の月額料金一覧は以下の通り。
NURO光 | 4,743円 |
---|---|
Fon光 | 3,980円 |
WUU!光 | 4,700円 |
光マッハ | 4,720円 |
ファミリーギガ | 4,743円 |
Swift光 | 4,980円 |
エナジー光 | 4,980円 |
Cひかり | 4,980円 |
回線事業者のNURO光よりもFon光の方が月々760円ほど安いため、料金を抑えたい方にはFon光の契約がおすすめです。
Fon光のオプションサービス
Fon光では、以下のセットオプションを提供しています。
オプション | 概要 | 料金 |
---|---|---|
NURO光でんわ | 固定電話サービス | 月額330円~550円(エリアで異なる) |
ひかりTV for NURO | 動画配信サービス | 月額1,100円~3,850円 |
まとめてでんき | NUROでんきとのセット割引 | Fon光の月額料金が550円割引 |
リモートサポート | 電話・遠隔サポート | 月額550円 |
カスペルスキーセキュリティ | セキュリティソフト(最大5台) | 月額550円 |
光でんわやNUROでんきなどと組み合わせることで、双方をお得に利用できるのもFon光のメリット。
中でも「まとめてでんき」は、Fon光の利用料金を安くできるオプションとなるため、電力会社の切り替えを予定している方は、合わせて検討してみると良いでしょう。
Fon光の通信速度
Fon光はNURO光の回線を使用しているため、通信速度の最大値はNURO光と同じく2Gbpsです。
NURO光よりも安い料金で同じ高速通信を利用できる点もFon光の大きなメリットと言えるでしょう。
またNURO光は独自回線のため、他社と比較してインターネット回線の混雑が起こりにくいという良さもあります。
外でのネット利用を安く抑えたいならモバイルルーターも便利
自宅だけでなく、移動中や外出先でもインターネットを利用したいという場合は、モバイルルーターとの併用がおすすめです。
最後に、固定回線とモバイルルーターの違いについて詳しく見ていきましょう。
またFon光とのセット契約で安く利用できる人気のWiFiレンタルサービスも紹介していきます。
固定回線とモバイルルーターの違い
固定回線が自宅利用に特化した回線であるのに対し、モバイルルーターは外での利用に適した回線です。
フリーWiFiなどのセキュリティリスクを伴う回線の利用を避け、安全な環境下で快適なインターネット通信を利用できるのがメリット。
その他、固定回線とモバイルルーターの違いは以下の通りです。
固定回線 | モバイルルーター | |
---|---|---|
月額料金の相場 | 4,000~6,000円 | 3,000~5,000円 |
回線の安定性 | ◎ | ○ |
通信速度 | ◎ | ○ |
月々の通信容量 | 上限なし | 端末・プランによっては上限なし |
外出先での利用 | 不可 | 可 |
開通工事 | 必要 | 不要 |
Fon光とセットでお得!【縛りなしWiFi】
Fon光では、同じく「フォン・ジャパン株式会社」が提供しているモバイルルーターのレンタルサービス「縛りなしWiFi」とのセットプランが用意されています。
縛りなしWiFiの端末プランごとの料金と、Fon光とセットで契約した場合の料金は以下の通り。
プラン | 縛りなし20GBプラン | 縛りなし50GBプラン | 縛っちゃう20GBプラン | 縛っちゃう50GBプラン |
---|---|---|---|---|
帯域制限 | 20GB/月 | 50GB/月 | 20GB/月 | 50GB/月 |
通常料金 | 3,000円(税抜) | 3,250円(税抜) | 2,600円(税抜) | 2,750円(税抜) |
割引料金 | 2,180円(税抜) | 2,480円(税抜) | 1,880円(税抜) | 2,180円(税抜) |
この他、初回契約時に3,000円(税抜)の事務手数料がかかります。
例えば縛っちゃう20GBプランとのセット契約の場合、月々5,860円(3,980円+1,880円)で固定回線とモバイルルーターの両方を利用できることになります。
縛りなしWiFiでは、人気の高いソフトバンクのポケットWiFi(801ZT/601HW/FS030W)を中心に扱っているため、スペックも十分です。
モバイルルーターは申し込み後数日で自宅に届くので、工事完了までの期間もインターネットが使えないという心配がありません。
Fon光×縛りなしWiFiのプランは、安い料金で固定回線もモバイルルーターも使いたいという方に最適なサービスとなっています。
まとめ
- 安い固定回線を契約するには、キャンペーンだけでなくトータルの料金やスマホ割の内容で比較する必要がある
- 安いだけで契約するとスペック面でのリスクが大きくなるため、速度やエリアなどもしっかり確認することが大切
- 外でもネットを使う場合は、モバイルルーターとのセット割引があるFon光がおすすめ
高額なキャッシュバックがある固定回線は魅力的ですが、条件として不要なオプションへの加入や複雑な手続きが必要となるケースも多く、すぐには受け取れないことも。
結果的にあまり安くならなかったという場合もあるので、目先の割引だけでなく、月々の料金が安い回線を選ぶという方法もおすすめです。