テレワーク・在宅勤務・リモートワークに快適なネット環境作りにおすすめなサービスをご紹介
テレワークとは、時間や場所にとらわれず、ICTを活用して柔軟に業務を行う働き方のことです。
働き方改革や新型コロナウイルスの感染拡大といった社会の動きにともない、この数年で新たにテレワークを導入する企業が急増しています。
そしてリモートワークや在宅勤務を行う場合に、必須となるのがインターネット環境です。
ここでは、テレワークに必要なネット環境と、ネット回線の選び方について解説しています。
テレワークにおけるネット環境の構築におすすめのサービスも紹介しているので、テレワークに向けて準備を進めている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
リモートワーク・在宅勤務に必要なネット環境とは
リモートワークや在宅勤務をするうえで、安定したネット環境を整えることは欠かせません。
まずは、テレワークに必要なネット環境の基準やポイントを詳しく見ていきましょう。
ネット回線の品質
テレワークを実施する場合、オンライン会議ツールや勤怠管理ツールといったWebアプリの利用頻度が高まります。
回線の品質が低いと、通信中にWebアプリとの接続が切れてしまったり、速度が低下したりすることも。
ネット環境を整える際は、契約する回線の対応エリア内であることを確認し、通信品質の高いものを利用するのがおすすめです。
通信速度
テレワーク中にビデオ会議を行ったり、容量の大きいデータを送受信したりする場合、安定性の高さと合わせて回線速度の速さも重要なポイントとなります。
通常、上り・下りともに5Mbpsほどの速さがあればネット環境として問題ありませんが、データのやり取りが多い場合はより速度の出る回線が良いでしょう。
有線で接続できる固定回線や、通信速度の速さがウリのWiMAXなどがおすすめです。
セキュリティの高さ
テレワークをするにあたって、自己所有のパソコンを使うような場合は、セキュリティ対策をきちんと行う必要があります。
また会社のパソコンを持ち出す場合も同様で、必ずセキュリティの整ったネット環境で作業を行いましょう。
フリーWiFiなどはセキュリティが弱いため、仕事での利用にはおすすめできません。
契約期間などの条件
回線契約を行う場合、固定回線は2年・モバイルルーターは3年の契約期間が設けられるのが一般的。
契約期間中に解約すると解約料金が発生するため、通常は期間いっぱいまで利用してから解約を行います。
とは言え、テレワークが一時的なものである場合、長期間にわたって契約を続けてももったいないですよね。
テレワーク期間がいつまで続くか分からないというケースでは、回線契約よりもレンタルの利用が便利です。
レンタルサービスの仕組みについては後ほど詳しくご紹介します。
料金プラン
ネット環境を新たに整える場合、月々に発生する通信費の目安は以下の通りです。
固定回線 | 4,000~6,000円 |
---|---|
モバイルルーター | 3,000円~5,000円 |
テレワークにともなう回線契約であれば、会社負担として一部の費用が補助される可能性もあります。
ただし、通信費はプライベートと仕事の区別が難しく、自宅のネット環境にかかる費用は全額自腹というケースも少なくありません。
少しでも費用負担を抑えたい場合は、月々の料金が安いモバイルルーターがおすすめです。
テレワークには固定回線とモバイルWiFiのどちらがおすすめ?
テレワーク用のネット環境を構築するには、固定回線とモバイルルーターのどちらかを契約する必要があります。
続いて、固定回線とモバイルルーターそれぞれの特徴と、シーン別の選び方を見ていきましょう。
固定回線がおすすめのケース
固定回線の主なメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
回線速度が速く、安定性も高い | 開通工事が必要 |
容量制限がかからない | 時期によっては工事までに1週間以上かかる |
複数の端末を接続しても安定している | 利用範囲が自宅のみ |
スマホとセットで割引が受けられるプランもある | 月額料金が高い(相場は4,000~6,000円程度) |
固定回線は有線でインターネット接続を行うため、安定性や回線速度に優れたネット環境を整えることが可能。
一方で、利用前に工事が必要であったり、月々の費用が高かったりといったデメリットもあります。
上記を踏まえ、固定回線が適しているのは以下のようなケースです。
- テレワーク(特に在宅勤務)がメインの働き方となっている
- 大容量のデータをやり取りする機会が多い
- 自分だけでなく家族もネット環境を利用する
モバイルWiFiがおすすめのケース
モバイルWiFiのメリット・デメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
メリット | デメリット |
---|---|
工事不要で申し込み後すぐ利用できる | 固定回線よりも速度が落ちる |
持ち運びができる | 速度制限がある |
月額料金が安い(相場は3,000~5,000円程度) | エリアによっては対応していない |
モバイルWiFiは工事不要ですぐに使えるため、急きょテレワークに切り替わり、ネット環境が必要になったという場合でも安心。
対応エリアをきちんと確認すれば、固定回線と同等のスペックでネット環境を利用できるルーターもあります。
以下のようなケースでは、モバイルWiFiの利用が適しています。
- テレワーク開始までの期間が短い
- 在宅勤務だけでなくリモートワークも行う
- 一人暮らしなど、ネット環境を利用するのが自分だけ
また、テレワークでモバイルWiFiを利用する場合は、通常契約よりもレンタル契約が便利です。
次項でモバイルWiFiのレンタルの仕組みやおすすめサービスについて紹介していきます。
テレワークに向けてネット環境を整えるならルーターのレンタルが便利
テレワーク期間が短い場合や、いつまで続くか不明瞭といった場合は、モバイルWiFiのレンタルサービスを使ったネット環境の構築がおすすめ。
最後に、モバイルWiFiをレンタルする仕組みとおすすめサービスの料金・プランなどを見ていきましょう。
モバイルルーターのレンタルサービスとは
モバイルWiFiのレンタルサービスとは、解約料金なしで任意の期間だけルーターを借りられるサービスのことです。
WEB上から24時間いつでも申し込みでき、数日程度で手元に届くため、急きょリモートワークや在宅勤務が必要となった場合でも間に合わせることができます。
モバイルWiFiをレンタルするまでの流れは以下の通り。
- レンタルサービスのWEBサイトへアクセス
- 利用期間・端末・配送先などを入力して申し込み
- ルーターが届いたらパスワードを入力して利用開始
- 期間が終了したら最寄りのポストへ投函して返却
申し込み時も返却時も店舗へ行く必要がなく、簡単に手続きを完了できるのがレンタルサービスのメリットです。
1ヶ月の長期テレワークなら【縛りなしWiFi】がおすすめ
テレワークの期間が1ヶ月以上の長期にわたる場合は、月額制で利用できる縛りなしWiFiが便利です。
縛りなしWiFiは、携帯ショップで契約した場合と同様、毎月固定の費用を支払うことでレンタルを行います。
しかし携帯ショップのような契約期間の縛りがないため、1ヶ月以上利用すれば以降はいつでも解約できるのが特徴。
縛りなしWiFiのプランごとの料金とデータ容量は以下の通りです。
プラン | 通常プラン | ライトプラン | WiMAXプラン |
---|---|---|---|
帯域制限 | 無制限/月・2GB/日 | 20GB/月 | 無制限/月・10GB/3日 |
端末 | Softbank 801ZT/601HW/FS030W | Softbank 801ZT/601HW/FS030W | Speed Wi-Fi NEXT W06/W05/W04/WX05 |
月額 | 3,300円(税抜) | 3,000円(税抜) | 4,300円(税抜) |
※横スクロールで表全体が確認できます
この他、初回契約時に3,000円(税抜)の事務手数料がかかります。
また縛りなしWiFiには法人向けの大口プランも用意されており、テレワーク導入にともなうモバイルWiFiの貸与などにおすすめです。
会社負担でネット環境の準備を進める場合は、縛りなしWiFiの利用を検討してみてください。
短期のテレワークや出張に便利【Mobile Peace】
テレワーク期間が短い場合や、一時的な出張といったシーンでは、Mobile PeaceのWiFiが役立ちます。
Mobile Peaceでは最短1日からモバイルWiFiをレンタルできる他、自宅以外のホテルやサテライトオフィスなどに配送先に指定することも可能です。
Mobile Peaceでの取り扱い端末と利用料金は以下の通りです。
Speed Wi-Fi NEXT W04 | Speed Wi-Fi NEXT W05 | Softbank 601HW | Softbank 801ZT | Softbank MF98N | Softbank E5383 | |
---|---|---|---|---|---|---|
帯域制限 | 無制限/月・10GB/3日 | 無制限/月・10GB/3日 | 50GB/月 | 60GB/月・2GB/日 | 7GB/月 | 無制限/月・3GB/3日 |
1日 | 765円/日(税込) | 865円/日(税込) | 710円/日(税込) | 1,050円/日(税込) | 510円/日(税込) | 560円/日(税込) |
7日 | 650円/日(税込) | 750円/日(税込) | 610円/日(税込) | 413円/日(税込) | 435円/日(税込) | 480円/日(税込) |
14日 | 490円/日(税込) | 590円/日(税込) | 460円/日(税込) | 268円/日(税込) | 290円/日(税込) | 320円/日(税込) |
30日 | 290円/日(税込) | 390円/日(税込) | 275円/日(税込) | 180円/日(税込) | 170円/日(税込) | 180円/日(税込) |
90日 | 270円/日(税込) | 370円/日(税込) | 255円/日(税込) | 158円/日(税込) | 155円/日(税込) | 170円/日(税込) |
180日 | 255円/日(税込) | 355円/日(税込) | 235円/日(税込) | 141円/日(税込) | 135円/日(税込) | 150円/日(税込) |
※横スクロールで表全体が確認できます
まとめ
- テレワークを行う際は、回線速度やセキュリティ対策などのネット環境を整える必要がある
- リモートワーク・在宅勤務のどちらにも対応したい場合はモバイルWiFiによるネット環境の構築が便利
- テレワーク期間に合わせてモバイルWiFiを利用できるレンタルサービスの利用がおすすめ
快適にテレワークを行うには、ネット環境をしっかりと整えることが大切です。
自宅のネット環境が十分でない場合は、この機会に回線契約の見直しやレンタルの利用などを検討してみてくださいね。