テレワーク・在宅勤務・リモートワークにおすすめできる自宅で便利なWiFiレンタルサービスをご紹介
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う在宅勤務やオンライン授業の導入によって、自宅のWiFi環境を整えなければならなくなったという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、自宅でWiFiを利用するための方法とそれぞれのメリット・デメリットを解説しています。
テレワークや在宅勤務と相性の良い“モバイルWiFiルーターのレンタル”についても紹介しているので、早急にWiFi環境を整えたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
自宅でWiFiを利用するための3つの方法と選び方
自宅でWiFiを利用する主な手段として、以下の3種類の方法があります。
- 固定回線を引く
- ホームルーターの設置
- モバイルWiFiルーターの購入またはレンタル
まずは、それぞれの特徴とメリット・デメリットについて、比較しながら詳しく見ていきましょう。
固定回線(光回線)を引く
固定回線とは、自宅に直接光ファイバー網を引き込んでインターネットを利用する方法のことです。
引き込み工事の完了後、別途WiFiルーターを購入して設置することで、WiFiによる接続も可能となります。
固定回線は通信の安定性が優れており、月々の容量制限もないため、自宅での仕事や授業で大容量のデータを送受信する必要がある場合に便利です。
ただし、月額料金の相場が4,000円~6,000円とやや高く、ルーター代(3,000円~20,000円)などの費用もかかる点に注意。
その他、固定回線のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
回線速度が速く、安定性も高い | 開通工事が必要 |
容量制限がかからない | 時期によっては工事までに1週間以上かかる |
複数の端末を接続しても安定している | 利用範囲が自宅のみ |
スマホとセットで割引が受けられるプランもある | 月額料金が高い(相場は4,000~6,000円程度) |
固定回線の利用が適しているのは以下のようなケースに当てはまる方です。
- 在宅勤務やオンライン授業など自宅での作業がメイン
- 大容量のデータをやり取りする機会が多い
- 自分だけでなく家族もネット環境を利用する(長期利用を前提とした契約)
ホームルーターを設置する
ホームルーターとは、自宅に設置して利用するタイプのWiFiルーターのことです。
固定回線のように自宅への工事をする必要がなく、コンセントを挿すだけでWiFi接続が可能となっています。
ホームルーターの機種にはソフトバンクの「ソフトバンクAir」やUQコミュニケーションズの「HOME」シリーズなどがあります。
月額料金は3,000円~5,000円程度で、固定回線と比較して安価で利用できるのがメリットです。
その他、ホームルーターのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
工事不要で申し込み後すぐ利用できる | 固定回線よりも速度が落ちる |
引越しの際の手続きが簡単 | 利用範囲が自宅のみ |
月額料金が安い(相場は3,000~5,000円程度) | エリアによっては対応していない |
上記を踏まえ、以下のケースに当てはまる方はホームルーターも候補に入れてみると良いでしょう。
- 在宅勤務やオンライン授業など自宅での作業がメイン
- 自分だけでなく家族もネット環境を利用する(長期利用を前提とした契約)
- 物件の都合上、自宅への引き込み工事ができない
モバイルWiFiルーターを契約・レンタルする
モバイルWiFiルーターとは、持ち運び可能な小型のWiFiルーターのことです。
ホームルーターと同じく自宅への工事不要ですぐに使えるため、急なテレワークやオンライン授業への切り替えにも対応できるでしょう。
また固定回線・ホームルーターと異なり、自宅以外の場所でもWiFi環境を用意できるのが大きなメリットです。
自宅だけでなく、カフェやサテライトオフィスなどで仕事をするケースもあるという方は、モバイルルーターが適しています。
その他、モバイルWiFiルーターのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
工事不要で申し込み後すぐ利用できる | 固定回線よりも速度が落ちる |
持ち運びができる | 速度制限がある |
月額料金が安い(相場は3,000~5,000円程度) | エリアによっては対応していない |
以下のようなケースに当てはまる方はモバイルWiFiルーターの利用がおすすめです。
- 急きょ在宅勤務に切り替わり、すぐにWiFi環境を整えたい
- 自宅以外の場所でも作業したい
- 一人暮らしの場合など、ネット環境を利用するのが自分だけ
- 物件の都合上、自宅への引き込み工事ができない
モバイルWiFiルーターは、携帯ショップで契約する以外にも、レンタルという形で利用することができます。
固定回線・ホームルーター・モバイルWiFiルーターはいずれも契約時に契約期間の縛りが発生し、期間内に解約した場合に解約料金を支払わなければなりません。
一方モバイルWiFiルーターのレンタルであればいつでも解約できるため、自宅での作業が必要な期間だけ利用できるというメリットがあるのです。
次からは、モバイルWiFiルーターをレンタルする際のポイントについて解説していきます。
モバイルルーターはレンタルがおすすめ!機種選びのポイント
自宅利用のモバイルWiFiルーターをレンタルする際は、必要な容量や自宅のエリアなどを確認したうえで機種を選ぶことが大切です。
またレンタル期間に応じた支払い方法も重要となるので、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
データ容量・速度
モバイルWiFiルーターは端末によって月々に使えるデータ容量の上限が決められています。
自宅でどの程度WiFi接続を行うのか、またどのようなデータのやり取りがあるのかを踏まえて容量を選ぶようにしましょう。
例えば、在宅勤務やオンライン授業をするうえで欠かせないのがZoomなどのビデオ会議ツールです。
以下は主要な会議ツールの通信量と、推奨される通信速度の目安です。
ツール名 | 必要速度(上り/下り) | データ通信量の目安(1時間) |
---|---|---|
Zoom | 800kbps/1.0Mbps | 300MB~600MB |
Skype | 512kbps/2Mbps | 1.8GB~2.0GB |
Microsoft teams | 500kbps/1Mbps | 700MB~900MB |
Google meet | 3.2Mbps/3.2Mbps | 600MB~700MB |
この他、メールやカレンダーアプリ、勤怠管理ツールなどを利用するケースも多いでしょう。
1日に1GB~2GBを消費することを想定し、自宅での勤務日数と合わせて必要な容量を算定してみてください。
自宅での作業中に大容量通信が必要な場合は、WiMAXなどの容量無制限端末を利用するのもおすすめです。
無制限の端末はレンタル料金が割高になりますが、固定回線並みの快適な環境でインターネットを利用できます。
ただし無制限の端末であっても、短期間で大容量の通信を行った場合は一時的な制限がかかるので注意しましょう。
エリア
レンタルを予定している端末が、自宅周辺のエリアに対応しているかどうかも重要なポイントです。
例えばソフトバンクのポケットWiFiであればソフトバンク回線、WiMAXの場合はWiMAX2+回線のように、端末によって使用回線が異なります。
ポケットWiFiやWiMAXは国内9割以上のエリアに対応していますが、一部の地域や山間部では接続できない可能性があります。
エリア外の地域でレンタルをしても使うことができないため、必ず自宅のある地域が対応エリアに含まれるかをチェックするようにしましょう。
料金プラン
WiFiレンタルサービスには、大きく以下の2種類の契約方法があります。
- 契約期間を指定し、日数に応じた料金を一括で支払う
- 1ヶ月ごとに契約が自動更新され、月ごとの固定料金を支払う
自宅での作業が一時的な場合は、一括払いタイプの方が短期間の料金が安くなりやすいです。
逆に、1ヶ月以上の長期間でレンタルをしたい場合は、月額タイプの方がお得にレンタルできるでしょう。
また急なレンタルで手持ちのお金がないという方は、クレジットカードなどの後払いが可能なサービスを選ぶのがおすすめです。
自宅利用におすすめのWiFiレンタルサービス
最後に、WiFiレンタルを行う流れと、おすすめの国内向けレンタルサービスを2社ご紹介。
どちらも後払い可能なレンタルサービスとなっているので、急な在宅勤務などで困っている方はぜひチェックしてみてくださいね。
WiFiレンタルの流れ
WiFiレンタルサービスを利用する際の流れは以下の通りです。
- レンタルサービスのWEBサイトへアクセス
- 利用期間・端末・自宅住所などを入力して申し込み
- ルーターが届いたらパスワードを入力して利用開始
- レンタル期間が終了したら最寄りのポストへ投函して返却
多くのWiFiレンタルサービスはWEB上で申し込みを受け付けており、自宅にいながら手続きを完了できるのが特徴。
返却もポスト投函だけで済むため、店舗へ行く手間がかからない点もメリットです。
1ヶ月以上レンタルするなら【縛りなしWiFi】

縛りなしWiFiは月額タイプのWiFiレンタルサービスです。
1ヶ月3,300円~という低価格でレンタルでき、2ヶ月目以降はいつでも解約することができます。
3年以上利用する予定がある方には、更に安い料金でレンタルできる「縛っちゃうプラン」もおすすめです。
縛りなしWiFiの端末プランごとのレンタル料金は以下の通り。
プラン | 通常プラン | ライトプラン | WiMAXプラン |
---|---|---|---|
帯域制限 | 無制限/月・2GB/日 | 20GB/月 | 無制限/月・10GB/3日 |
端末 | Softbank 801ZT/601HW/FS030W | Softbank 801ZT/601HW/FS030W | Speed Wi-Fi NEXT W06/W05/W04/WX05 |
月額 | 3,300円(税抜) | 3,000円(税抜) | 4,300円(税抜) |
※横スクロールで表全体が確認できます
この他、初回契約時に3,000円(税抜)の事務手数料がかかります。
数日間~数週間のレンタルが安い【Mobile Pieace】

Mobile Pieaceは一括払いタイプのWiFiレンタルサービスです。
最短1日から自由に期間を指定できるため、テレワーク期間に合わせて柔軟にレンタルできるのがポイント。
またMobile Peaceは自宅だけでなく、ホテルや病院などを配送先として指定することも可能です。
テレワークや在宅勤務での利用はもちろん、短期出張での利用にもおすすめのサービスとなっています。
Mobile Peaceの端末ごとの利用料金は以下の通りです。
Speed Wi-Fi NEXT W04 | Speed Wi-Fi NEXT W05 | Softbank 601HW | Softbank 801ZT | Softbank MF98N | Softbank E5383 | |
---|---|---|---|---|---|---|
帯域制限 | 無制限/月・10GB/3日 | 無制限/月・10GB/3日 | 50GB/月 | 60GB/月・2GB/日 | 7GB/月 | 無制限/月・3GB/3日 |
1日 | 765円/日(税込) | 865円/日(税込) | 710円/日(税込) | 1,050円/日(税込) | 510円/日(税込) | 560円/日(税込) |
7日 | 650円/日(税込) | 750円/日(税込) | 610円/日(税込) | 413円/日(税込) | 435円/日(税込) | 480円/日(税込) |
14日 | 490円/日(税込) | 590円/日(税込) | 460円/日(税込) | 268円/日(税込) | 290円/日(税込) | 320円/日(税込) |
30日 | 290円/日(税込) | 390円/日(税込) | 275円/日(税込) | 180円/日(税込) | 170円/日(税込) | 180円/日(税込) |
90日 | 270円/日(税込) | 370円/日(税込) | 255円/日(税込) | 158円/日(税込) | 155円/日(税込) | 170円/日(税込) |
180日 | 255円/日(税込) | 355円/日(税込) | 235円/日(税込) | 141円/日(税込) | 135円/日(税込) | 150円/日(税込) |
※横スクロールで表全体が確認できます
まとめ
- 自宅でWiFiを利用する手段として、固定料金・ホームルーター・モバイルWiFiルーターの3種類がある
- 利用場所や契約期間の縛りを避けたい場合は、持ち運び可能なモバイルWiFiルーターのレンタルがおすすめ
- レンタルする際は、自宅のエリアや用途に合わせた容量を考えて機種選びをすることが大切
最近のモバイルWiFiルーターはスペックが向上しており、固定回線の代わりとして自宅のメイン回線に利用する方も増えています。
レンタルであれば期間縛りなどを気にすることなく安心して契約できるので、自宅のネット環境を整えたいとお考えの方はぜひ検討してみてくださいね。