テレワーク・在宅勤務・リモートワークにおすすめなWiFiレンタルサービスをご紹介
働き方改革や新型コロナウイルスの感染対策として、リモートワークや在宅勤務を導入する企業が増えています。
自宅のインターネット環境が不十分な場合は早急に準備が必要ですが、回線や端末の種類が多くてどれを選べば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、快適にテレワークを実施するための環境づくりのポイントと、レンタルWiFiのメリットについて解説しています。
レンタルする際のルーター選びのポイントやおすすめサービスなども紹介しているので、テレワーク導入でWiFi環境が必要になったという方は参考にしてみてくださいね。
Contents
テレワークに必要な環境は?WiFiレンタルとの相性
テレワークの環境を整える際に最も重要となるポイントは、インターネット回線の品質とセキュリティです。
まずは、テレワーク用の環境づくりで欠かせない条件と、WiFiレンタルサービスの概要について詳しく見ていきましょう。
テレワークを快適に行うためのポイント
リモートワークや在宅勤務では、インターネットを活用したやり取りが増えるため、事前にネット環境を充実させておくことが大切。
テレワークに適した環境を整えるうえで、特にチェックするべきポイントは以下の2つです。
インターネット回線の通信品質
テレワークでは、WEB会議アプリや勤怠管理アプリなどのオンラインツールを利用する機会が多くなります。
またリモートデスクトップを使用して、自宅から会社のパソコンへアクセスするといったこともあるでしょう。
このとき、回線の品質が低い(通信速度が遅い・通信容量が少ない)と、アプリとの接続が切れたり、データのダウンロードに時間がかかったりする可能性があります。
特にWEB会議中に接続が切れてしまうと、自分だけでなく相手にも迷惑をかけてしまうので注意。
参考として、主要なWEB会議ツールの必要速度と、グループ通話を行う場合の通信容量の目安を紹介します。
ツール名 | 必要速度(上り/下り) | データ通信量の目安(1時間) |
---|---|---|
Zoom | 800kbps/1.0Mbps | 300MB~600MB |
Skype | 512kbps/2Mbps | 1.8GB~2.0GB |
Microsoft teams | 500kbps/1Mbps | 700MB~900MB |
Google meet | 3.2Mbps/3.2Mbps | 600MB~700MB |
上記は1時間使用した場合の目安なので、1日で考えるとおよそ1GB~2GB程度の通信容量が必要です。
速度についても、上記は最低限必要な速度であり、一般的には5Mbps以上が推奨されています。
テレワーク用の環境を準備する際は、なるべく通信速度の速い回線を選ぶと良いでしょう。
セキュリティ対策
テレワーク期間中は、自宅やサテライトオフィスなどで社内の資料を取り扱うこともあるため、インターネット上のセキュリティ対策も重要です。
WiFiルーターを使って無線で接続を行う場合は、高度な暗号化通信に対応した機器を選ぶようにしましょう。
主なWiFiの暗号化方式として、以下の3種類があります。
暗号化規格 | セキュリティの高さ |
---|---|
WPA2(AES方式) | 高い |
WPA(TKIP方式) | 中 |
WEP方式 | 低い |
現在はWPA2(AES方式)が主流になっているので、WiFiルーターを選ぶ際はこの方式が使われていることを確認しましょう。
なお、カフェやレストランなどで利用できるフリーWiFiは、そもそも暗号化が行われていないことも多いです。
セキュリティに問題のある環境で作業を行うと、情報漏えいなどの思わぬトラブルに巻き込まれる可能性も。
業務内容に重要な情報のやり取りを含む場合は、フリーWiFiではなく暗号化されたWiFi環境のもとで作業することをおすすめします。
固定回線とモバイルWiFiルーターはどちらが良い?
テレワークに向けてインターネット環境を整える際、固定回線とモバイルWiFiルーターのどちらを契約しようか迷う方も多いのではないでしょうか。
固定回線はモバイルWiFiルーターと比較して回線の安定性が高く、容量制限などもないため大容量のデータを送受信する際に役立ちます。
しかし固定回線は利用前に開通工事が必要となるため、申し込み後すぐに利用できるわけではないというデメリットも。
またモバイルWiFiルーターは固定回線ほどの速度が出ないものもありますが、工事不要で手元に届いてからすぐに利用できるというメリットがあります。
持ち運びも可能なため、外出先や移動中に仕事を進めたいといった場合にも活用可能です。
固定回線とモバイルWiFiルーターのポイントを比較すると以下のようになります。
固定回線 | モバイルWiFiルーター | |
---|---|---|
月額料金の相場 | 4,000~6,000円 | 3,000~5,000円 |
回線の安定性 | ◎ | ○ |
通信速度 | ◎ | ○ |
月々の通信容量 | 上限なし | 端末・プランによっては上限なし |
外出先での利用 | 不可 | 可 |
開通工事 | 必要 | 不要 |
在宅勤務が中心で、開始日まで余裕があるという場合は、固定回線を契約するのも1つです。
サテライトオフィスやカフェなどでリモートワークを行う場合や、テレワーク開始まで期間がないという場合はモバイルWiFiルーターが良いでしょう。
WiFiレンタルサービスの特徴
WiFiレンタルサービスとは、任意の期間でモバイルWiFiルーターを借りられるサービスのことです。
申し込みから最短即日発送に対応しているレンタルサービスもあり、急きょテレワークが決まった場合などに活用できます。
また通常契約の場合に発生する契約期間の縛りもなく、テレワークの期間に合わせて自由に解約ができるのも特徴です。
WiFiレンタルサービスの利用の流れは以下の通り。
- WEBサイトのフォームから希望端末・期間などを入力して予約
- WiFiルーターが届いたらパスワードを入力して利用開始
- 期間終了後は返却用封筒に端末を入れてポスト投函にて返却
多くのWiFiレンタルサービスはWEB上で申し込みを受け付けており、24時間いつでも手続きができます。
返却もポストに投函するだけと非常に簡単なので、仕事が忙しくて携帯ショップなどの店舗へ行く時間が作れないという方にもおすすめです。
テレワークに適したモバイルWiFiルーターの選び方
テレワークにはモバイルWiFiルーターのレンタルがおすすめですが、モバイルWiFiルーターにも様々な機種があり、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
ここからは、モバイルWiFiルーターをレンタルする際にチェックしたいポイントについて解説していきます。
通信容量と通信速度
テレワークでは、1日1GB~2GBの容量を使える機種で、かつ5Mbps以上の速度を出せる機種がおすすめです。
速度については、基本的にどのルーターでも5Mbps以上を出せるので、あまり気にする必要はありません。
とは言え、大容量のデータを送受信する場合はより速い機種の方が快適に作業できるでしょう。
通信速度の速さを重視したい方は、Softbankの「601HW」(下り最大612Mbps)やWiMAXシリーズの「W05」(下り最大758Mbps)がおすすめ。
またWiMAXシリーズは月々の容量が実質無制限となっているのもポイントです。
テレワーク勤務が中心で、ネット接続の頻度が多い場合は容量無制限端末のレンタルが良いでしょう。
逆に週に1・2日程度のテレワークであれば、容量の上限がある端末をレンタルした方が料金を抑えられます。
回線の安定性・エリアの広さ
モバイルWiFiルーターをレンタルする際は、利用エリアと対応エリアがマッチしていることも重要です。
SoftbankのポケットWiFiならSoftbank回線、WiMAXならWiMAX2+回線というように、ルーターの機種によって対応している回線が異なるためです。
Softbank回線もWiMAX2+回線も国内の100%をカバーしているわけではないので、山間部や一部の地域では利用できない可能性があります。
それでもSoftbank回線の方がやや対応エリアが広いため、WiMAXが使えない場合はポケットWiFiのレンタルを検討してみましょう。
利用料金・レンタル方法
WiFiレンタルサービスのレンタル方法は大きく2種類あります。
1つは1ヶ月単位で自動更新されていくタイプで、毎月固定料金の支払いを行うシステムです。
もう1つはレンタル期間を自分で指定できるタイプで、こちらの場合は申し込んだ期間に応じた料金を一括で支払うことになります。
月額制の方が1日あたりの料金が安くなりますが、数日だけ利用したいという場合は後者のレンタルサービスが適しています。
テレワークの期間に合わせて、相性の良いレンタルサービスを選ぶようにしましょう。
リモートワークや在宅勤務に!おすすめレンタルサービス
最後に、テレワークにおすすめのポケットWiFi・WiMAXを取り扱うレンタルサービスをご紹介。
それぞれのレンタル料金などもまとめているので、どこでレンタルしようか迷っている方はぜひチェックしてみてください。
縛りなしWiFi
縛りなしWiFiは、1ヶ月単位で自動更新されていくタイプのWiFiレンタルサービスです。
最低利用期間は1ヶ月となっているため、1ヶ月の長期にわたってテレワークの予定が決まっている場合におすすめ。
また法人向けの大口プランも用意されているので、テレワーク社員へルーター貸与を行う場合にも便利です。
縛りなしWiFiのプランごとの料金は以下の通りです。
プラン | 通常プラン | ライトプラン | WiMAXプラン |
---|---|---|---|
帯域制限 | 無制限/月・2GB/日 | 20GB/月 | 無制限/月・10GB/3日 |
端末 | Softbank 801ZT/601HW/FS030W | Softbank 801ZT/601HW/FS030W | Speed Wi-Fi NEXT W06/W05/W04/WX05 |
月額 | 3,300円(税抜) | 3,000円(税抜) | 4,300円(税抜) |
※横スクロールで表全体が確認できます
この他、初回契約時に3,000円(税抜)の事務手数料がかかります。
Mobile Pieace
Mobile Peaceはレンタル期間を自分で指定できるタイプのWiFiレンタルサービスです。
一時的なテレワークや出張など、利用期間が短い場合はこちらがおすすめ。
Mobile Peaceでの取り扱い端末と利用料金は以下の通りです。
Speed Wi-Fi NEXT W04 | Speed Wi-Fi NEXT W05 | Softbank 601HW | Softbank 801ZT | Softbank MF98N | Softbank E5383 | |
---|---|---|---|---|---|---|
帯域制限 | 無制限/月・10GB/3日 | 無制限/月・10GB/3日 | 50GB/月 | 60GB/月・2GB/日 | 7GB/月 | 無制限/月・3GB/3日 |
1日 | 765円/日(税込) | 865円/日(税込) | 710円/日(税込) | 1,050円/日(税込) | 510円/日(税込) | 560円/日(税込) |
7日 | 650円/日(税込) | 750円/日(税込) | 610円/日(税込) | 413円/日(税込) | 435円/日(税込) | 480円/日(税込) |
14日 | 490円/日(税込) | 590円/日(税込) | 460円/日(税込) | 268円/日(税込) | 290円/日(税込) | 320円/日(税込) |
30日 | 290円/日(税込) | 390円/日(税込) | 275円/日(税込) | 180円/日(税込) | 170円/日(税込) | 180円/日(税込) |
90日 | 270円/日(税込) | 370円/日(税込) | 255円/日(税込) | 158円/日(税込) | 155円/日(税込) | 170円/日(税込) |
180日 | 255円/日(税込) | 355円/日(税込) | 235円/日(税込) | 141円/日(税込) | 135円/日(税込) | 150円/日(税込) |
※横スクロールで表全体が確認できます
まとめ
- テレワーク用の環境を作る際は、回線の品質とセキュリティの高さが重要なポイント
- テレワークに十分なスペックを持ち、かつ任意の期間で利用できるモバイルルーターのレンタルサービスが便利
- 期間を指定するタイプと月額制のタイプがあるため、テレワーク期間に応じて適したサービスを選ぶことが大切
リモートワークや在宅勤務といった働き方がいつまで続くか分からないという場合は、好きなタイミングで解約できるレンタルサービスが役立ちます。
固定回線よりもお得な料金で利用できるので、自宅のインターネット環境を整える際はモバイルルーターのレンタルを検討してみてくださいね。